Emo Rap(エモラップ)を知るなら聴いておきたいおすすめの名曲10選

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Emo Rap(エモラップ)を知るなら聴いておきたいおすすめの名曲10選

日々変化を続けるヒップホップミュージック。

その過程で生まれたロックミュージックの影響を受けたラップジャンルであり、個人の鬱や孤独、薬物乱用、ニヒリズム、といった感傷的な歌詞をラップする「Emo Rap」が日本でも人気を集めています。

2Pac、Kid Cudiなどを先駆者に、Drakeやその他洋楽アーティストもそのエッセンスを含んだ楽曲をリリースし始めたことでも市場が拡大していったEmo Rapの名曲を含めたおすすめ曲を紹介します。

SAD!/XXXTENTACION (2018)

Emo Rapの代表曲としてもしばしば掲げられるこのSAD!。

2018年6月18日に20歳という若さで逝去したXXXTENTACIONの悲観的な感情が伝わってくるトラックとその中で多用されるピッチの短いハイハット音など恐怖を演出した要素が印象的な一曲。

I won’t fix, I’d rather weep
I’m lost then I’m found
But it’s torture bein’ in love

立ち直りたくなんかない、嘆き悲しんでるほうがマシだ
俺は迷いそして気づいたんだ
誰かを愛するってことは苦しみだってことを

いかにも感傷的な表現が多く、リスナーもセンチメンタルに導くほどEmo Rapの概念が強く感じられます。

Righteous/Juice WRLD (2020)

2019年12月8日、薬物多用摂取の発作により21歳という若さで逝去したJuice WRLDもEmo Rapの代表的なアーティストの1人でした。

ギターリフと強めのキックがエモいトラック、そして

Codeine runneth over on my nightstand
Takin’ medicine to fix all of the damage
My anxiety the size of a planet (Yeah, ooh)

一晩で身体中にコデインが駆け巡る
この傷を治すために薬を飲み込むんだ
だって俺の不安は惑星みたいに大きいから

薬物乱用により亡くなる背景を歌っているようでとても重たくなる歌詞から彼のアイデンティティをうかがえます。

I Fall Apart/Post Malone (2016)

Future Bassの要素を交えてキャッチーな曲構成に仕上げています。

シャウトするようなPost Maloneのエモーション、曲名、歌詞の冒頭からも受け取れる失恋により崩れ落ちてしまったという感情表現で共感性を持たせている一曲。

Taking A Walk/Trippie Redd (2018)

エレクトロニックなサウンドとわかりやすいリズムで構成されていながらメランコリックな落ち着きを感じるラップミュージック。

物思いにふけるようなリリックの展開から狂気に変貌していくかのような内容がヘビーだけれどもつい聴いてしまう心地よさが存在します。

Falling Down/Lil Peep, XXXTENTACION (2018)

亡くなったエモラッパーの2人による遺作としても知られるこのFalling Down。

オルタナティヴロック調のトラックとバックに歌い上げられる現実を悲観的な目線で捉えている歌詞が印象的。

自分が世界からいなくなってから自分に光が差すんだと語っていることも感慨深いパートです。

2nd Hand/$uicideBoy$ (2017)

トラップとピッチの短いハイハットで作り上げるアングラな雰囲気と犯罪臭漂うリリック。

薬物や狂気的な反社会性の内容を赤裸々にラップにしています。

SLOW DANCING IN THE DARK/Joji (2018)

エレクトロニックサウンドとソウルミュージックを交えたようなトラックとエモーショナル漂うJojiのハイトーンボイスが印象的。

悲観的な表情や描写の暗みのあるMVにも注目。

That Way/Lil Uzi Vert (2020)

繊細なトラックメイクとラップフロウがドープで乗れる一曲。バックストリート・ボーイズの名曲「I Want It That Way」をサンプリングしたことでも人気を集めました。

富を勝ち取ったものの、それを失う恐怖、そして女性に溺れていく姿を多面的に歌っています。

Morphine/Princess Nokia (2018)

次世代ラッパーとして人気を集めるPrincess Nokiaによる性別不適合者である自身の孤独を歌った一曲。

乗りやすいラップフロウと人間性を汲み取ることにより深みをます内容がエモいです。

Life is Short/Kvi Baba (2019)

日本語ラップシーンにもEmo Rapを歌うラッパーが増え始め、その代表格がこのKvi Baba。

日本語ヒップホップの域を超えたトラックメイクとその雰囲気と完璧なマッチングを見せる彼のラップパート、何より日本人が歌う悲観的な内容がリスナーのエモーショナルに突き刺さります。

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