フィルムカメラで写真を撮るメリットとデメリットを書き下ろす

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フィルムカメラで写真を撮るメリットとデメリットを書き下ろす

今でこそフィルムカメラ人口は少なくなってしまったものの、以前のデジタルカメラ全盛期に比べると徐々に若者の間でもフィルムカメラが人気を集め始めています。

その理由は様々ではあると思いますが、その多くは「エモい写真が撮れるから」だとか、「昔っぽい写真が撮れるから」と漠然とした理由が多いと思います。

正直僕も最初の始まりはそんな感じだったと思います。なのでそういった理由で撮りたいと思っていただいているのならその気持ちでどんどんフィルムカメラを使って写真を好きになってほしいです。

なぜデジカメではなくフィルムカメラなのか

こちらも先ほどの通り「エモい写真が撮れるから」だとか、「昔っぽい写真が撮れるから」という理由もありますが、それ以前にフィルムカメラを使う誰もが少なからず感じていると思うことがあります。

「撮った一枚一枚が貴重な写真になる」

この感覚はデジカメでは味わえない感覚です。理由はお察しつくと思いますが撮り間違えてもその写真を削除してもう一度取り直しが可能だから。

フィルムカメラは35mmフィルムだと最大36枚、中盤だと8~12枚。撮影可能枚数に達するとフィルムを交換。撮影枚数にリミットがあるのと手間がかかるという点からそんなカメラで撮影する写真一枚一枚には力が入ってしまうんですよね。

フィルムカメラで写真を撮るメリットとデメリット

ではまずメリットから紹介しようと思います。

・カメラについてより深く知れる

フィルムカメラ 写真

こちらはカメラをやっている人には大きなメリットだと思います。デジカメだとオートで明るさ調節などしてくれてほとんどが機材任せ。

正直言ってこれじゃあスキルは伸びません。この記事を読んでいただいている方は少なからずカメラセンスを上達させたいと思っている方だと思います。

フィルムカメラはオートフォーカス可能なコンデジなども存在しますが、古いものだとフォーカスも明るさも全て自分で調節しないといけないものがほとんどです。

オート任せのデジカメ出身の方がオールマニュアルのフィルムカメラを使うと現像した時に衝撃を受けると思います。

デジカメでも設定はマニュアルだった僕でさえ写真が暗すぎたり明るすぎたりと作品として使えないようなものがいくつも撮れてしまうんですから。(ただ単にカメラ音痴なだけかも)

その失敗を修正していけばどれくらいの設定でちょうど良い明るさになるのかもつかめて来れると思います。微々たる差かもしれませんが、これができるとできないとではデジカメのマニュアル設定での設定速度が変わってくると思います。

・フィルム特有の粒子が写真を柔らかくする

フィルムカメラ 写真

フィルムカメラで使用するフィルムには細かな粒子(グレイン)があり、フィルム写真はその粒子で作られています。ここで感じた方も多いと思いますが

「デジカメでもISO高くした時に粒子は出てくるくない?」

もちろんデジカメでも粒子は出ます。ですが、粒子は粒子でも種類が違います。フィルムの粒子は丸い形をしています。それと異なり、デジカメは正方形の粒子で写真が作られています。

フィルムの粒子は尖っていないため、少しフワッとした写真になるのです。これはデジカメでは表現が難しいので、この写りが「エモい」という表現を作り出していると言えるでしょう。

・ノスタルジックな色味

フィルム写真はフィルム特有の色味が撮って出しで表現されていて、昨日撮った写真でさえもすごく懐かしさを感じる一枚にしてくれます。

最近はフィルムルックといってフィルムの色味に近づけたデジタル写真をよく見かけますが、やっぱりフィルム撮って出しのノスタルジックさには叶わないのではないでしょうか。

続いてデメリットを紹介していきます。

・費用がかかる

フィルム 写真

フィルムカメラ自体は安価なものも多い(物によっては10万円を超えるフィルムカメラも存在します)のですが、デジカメのように買ってSDカード入れてすぐにパシャパシャって撮れないんですよね。

そう、フィルムが必要なんです。フィルムは1つ1000円前後が一般的で、1000円で36枚(フィルムによっては27枚しか撮れないものもあります)なので1枚の費用は1000÷36=27.777…

1枚約30円の費用がかかってしまいます。軽率な気持ちでパシャパシャやっているとあっとゆまに36枚なんて越えてしまいます。

それに追い打ちをかけるかのようにフィルムの現像、データ化にも費用がかかっちゃいます。

フィルムを使っている僕からするともう慣れていて費用がかかってしまうという感覚は少なくなりましたが、やっぱり最初の頃は悩みの種でもありました。

ですがそういった経緯があって一枚一枚の写真に向き合う姿勢がデジカメオンリーで使っている時に比べて変わったように感じます。今ではデジカメでもフィルムでも一枚一枚を噛み締めながら撮っています。

ちなみにですが、データ化に費用をかけたくないという方はこちらのフィルムデータ化プリンターで現像だけしてもらったフィルムをデータ化すれば費用が浮くのでおすすめです。

・写真が確認できない

これもフィルム現像のひとつの楽しみでもあると思うのですが、そうはいっても撮っている最中はやっぱり撮った写真を見たくてたまらない。

デジカメでは撮ったらすぐに写真を確認できるのに次にフィルムカメラを使うとギャップがすごい。

「あと35枚撮らないと写真確認できないのか、、」

何度思ったことでしょう。

これを耐えられない方は正直フィルムカメラには向いていないかもしれません。笑

例えるなら今ではスマホを持っている方ならほとんどと言っていいほど利用しているLINE。連絡が来るとすぐに確認することができますが、手紙だとそうはいきませんよね。送ってから数日後に相手に届き、その数日後に自分宛に返事が届く。

これほどまでではないですが、待ち遠しさはこんな感じ。半日の旅行じゃ使い切れなかったりするとその日のうちに現像に出せないので待ち遠しさ倍増です。

とは言ってもやっぱりフィルムカメラ万歳

デメリットもいくつかありますが、フィルムカメラの虜になってしまえばその手間がかかるのにも愛おしさを感じてしまいます。費用がかかるならかけてあげるよって親戚のおばあちゃん気分です。

始めたての方はわからないかもしれませんが、徐々に「費用かかるけどやっぱフィルムいいなぁ」と思ってもらえるようになると嬉しいなって思います。それではこれからも一緒にフィルム生活を楽しんでいきましょう。

フィルムカメラは終わらない。

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